「私たち夫婦と4姉妹のこども達が、幸せに暮らすことができる家」
そんな家を建てるために、家族で色々と相談しながら、学びながら、「家づくり」と本気で向き合ってみました。紆余曲折ありましたが、様々な幸運にも恵まれながら、満足いく家づくりができました。
これから家を建てる方と一緒におしゃべりするような感覚で、ちょっとした経験や、個人的にとても参考となった情報、少し後悔したことなど、色々と書いてみようと思います。
参考になることや、面白いと感じて下さることがあると嬉しいです♪
目次
・はじめに
・低い天井高って、意外にメリットが多いんです♪
・我が家での実例:2階天井高 2500→2252mm
居心地の良さのみでなく、もちろんコストダウンにもなります
・天井高を下げる時の注意点とは?
・おわりに
はじめに
下の写真のように、天井が高いと豪華でオシャレなイメージがありますよね。
見学したモデルルームなどでも、高い天井高や、大きな吹き抜けなど、広い空間をたくさん見ました。
でも、天井が低い空間も、意外と居心地がいいですよね。
「天井は高い方がいいの?それとも、低い方がいいの?」
と思っていた時に出会った本が建築家 伊礼先生の本「伊礼智の「小さな家」70のレシピ」でした。
こちらの本や今までの経験を踏まえて、我が家では2階の天井高を「下げる」ことにしました。その理由などについて、体験談を含めて書いていきますね。
低い天井高って、意外にメリットが多いんです♪
低い天井高って、意外にメリットが多いんです
素人の私が説明しても、イマイチ信じられないですよね(笑)なので、この項目は先ほどご紹介した伊礼先生の本に記載されている内容の要約となっています。
(天井高は本で紹介されている70のレシピの中の1つです。とても為になる本ですので、ぜひご覧になってみてください!)
・「天井が低いほうが、部屋が広く感じるのです」
個人的にも、天井が低い空間の方が少し広く感じたことがあったのですが、理由はあまり分かっていませんでした。
こちらの写真をご覧ください。
一枚めの写真が伊礼先生の実例で、天井高は2100。通常の天井高は2400-2500のことが多いので、少し低めです。2枚めは天井高を2700になるように引き伸ばした物です。
(画像出典元:伊礼智の「小さな家」70のレシピ、P64-65)
どちらの方が広く感じますか?(写真の抜粋の仕方が少し下手でごめんなさい!笑)
天井が低い方が、広く感じますよね。私はこの写真を見て少し驚きました。
モデルルームのリビングのような広い部屋は、高い天井でなくてはバランスが良くないと思いますが、逆に広くはない部屋ならば低い天井高とするとバランスが良くなることもありそうですね♪
他にも、天井高が低いメリットって、意外に多いことを学びました。いくつかの言葉をご紹介させて下さい。
・「建築の経験が豊富であれば天井の低い空間の気持ちよさも理解できるのですが…」
・「プロポーションがきれい、可愛らしいとか、佇まいが良いと思える家はたいてい階高が低いのです」
・「階高を抑えれば階段の上り下りも楽になります」
ちなみに、建築家 伊礼先生は
「天井が低いほうが良いというのではなくて、低いのもいいと理解して頂けると幸いです。(笑)」
とコメントして終えられています。
天井が高い方がいいか、低い方がいいかは、建物の特徴や好みに合わせて変わってくるものと思う必要がありそうです。
では、我が家の天井高をどうしたのか?
次で少しご紹介させてください♫
我が家での実例
2階天井高2500mm→2252mm
設計士さんと相談しながら、我が家では2階天井高 を「2500mm」から下げ、「2252mm」としました。
居心地の良さというポイントはありますが、大きなコストダウンにも繋がることが決め手でした。約25cm天井を下げているのですが、外周分の外壁や各所の建材などを節約することになるので、かなり大きなコストダウン額となります。
満足度を下げるコストダウンはしたくなかったのですが、今までご説明してきた通り、実は低い天井にも様々なメリットがあります。そして、ご紹介してきた床材・キッチン・洗面室などの質向上に浮いたお金を活用しました。
天井高を下げる場合の注意点とは?
もし採用される場合は、設計士さんと一緒に検討されることをお勧めします。値段の下がり幅も建築会社によって様々だと思いますし、細かな調整が必要になってきます。
いくつか、相談していたことを書きますね。
・下げた天井高のサイズに合う扉を仕立ててもらい、扉は床から天井まで高さがあり余計な壁のないスッキリとしたデザインを実現してもらっています。
・設計士さんがエアコンの位置や高さを丁寧に検討して下さいました。
・カーテンを天井付けに変更して下さり、レールが無いスッキリとした空間となりました。カーテンレールのお掃除からも解放されました✨
・寝室は小上がりを設けているのですが、その上がり幅を再調整しています。
・窓の位置や高さも、視線の抜けなどを含めて全体的に調整頂いています。
具体的な対策は家ごとに違うと思いますが、少しでも参考になる箇所がありましたら嬉しいです。ぜひ、設計士の皆様と相談してみてください♫
おわりに
今回は天井高を扱いましたが、ご紹介した「伊礼智の「小さな家」70のレシピ」という本、とてもおススメです。
大きな家は豪華で素敵ですが、小さな家にもたくさんの魅力があることに気がつくことができます。
天井高を下げるという、検討される方は少なさそうな内容でしたが、いかがだったでしょうか?少しでも役に立った箇所や、楽しかった所がありましたら嬉しいです♫
お読み下さり、ありがとうございました!
広告です
ACTUSさんのサイトには、素敵な家具や雑貨等がたくさん掲載されています。見るだけでもとても楽しいです🍀
同じカテゴリの記事はこちら
【積水ハウスで家づくり #29 】「一人の書斎」ではなく「家族の自習室」という選択 ~電動昇降机がおすすめ♪~
我が家でも、最近大きく変わったことの一つが「在宅ワーク」でした。まだ幼い4姉妹がいるので、静かな在宅ワーク環境を作ることは必要でしたが、そのためだけのスペースを確保するのも少しもったいないと感じていました… 解決策は「電動昇降机のある、家族の自習室」という選択でした。とてもおすすめなので、少しご紹介させてください。
【積水ハウスで家づくり #28 】こどもがピアノを楽しむため空間作り ~その秘訣とは?~
「私たち夫婦と4姉妹のこども達が、幸せに暮らすことができる家」 そんな家を建てるために、家族で色々と相談しながら、学びながら、「家づくり」と本気で向き合ってみました。紆余曲折ありましたが、様々な幸運にも恵まれながら、満足いく家づくりができました。 これから家を建てる方と一緒におしゃべりするような感覚で、ちょっとした経験や、個人的にとても参考となった情報、少し後悔したことなど、色々と書いてみようと思います。 参考になることや、面白いと感じて下さることがあると嬉しいです♪...
【積水ハウスで家づくり#19 】お庭の立水栓、変えて満足♪
【4姉妹パパ 積水ハウスで家づくり#19】 家づくりをしていると、地味で見落としがちだけど、意外に大切なことがたくさんあります。今回は、お庭/外構つくりで後悔する方が多いとされる立水栓を取り上げます。
【積水ハウスで家づくり#18 】「Yチェア」よりも素敵な椅子ってある?「ホースシューチェア」の魅力
【4姉妹パパ 積水ハウスで家づくり#18】 ハンス.J.ウェグナーによってデザインされ、1950年から生産され続けている名作チェア「CH24」。背もたれの形状から、「Yチェア」という愛称の方が有名かもしれません。その椅子と同じくらい素敵な「ホースシュー」という椅子に出会うことができました。少しご紹介させて下さい。
【積水ハウスで家づくり#17 】断熱性能と積水ハウス
【4姉妹パパ 積水ハウスで家づくり#17】 一戸建ては「夏暑くて、冬寒い」というイメージがありますよね。今までの日本の家は欧米や韓国等の家と比べると、断熱性能がとても劣っていました。でも、最近は環境意識の高まりによって、日本の家も断熱性能が劇的に進化しています。「22年10月の法改正」や「積水ハウスの断熱性能」などについて少しご紹介します。
【積水ハウスで家づくり#16 】「給気口の近くが寒い…」どうやって解決したの?
【4姉妹パパ 積水ハウスで家づくり#16】積水ハウスは少し前まで換気や空気環境が「物足りない」といった声もありましたが、『スマートイクス』投入によって大きく進化しています。我が家で導入した理由や、ちょっとした工夫なども含めて、少しご紹介させてください!
最近のコメント